- かいしん
- I
かいしん【会心】(1)心から満足に思うこと。 心にかなうこと。
「~の作」
(2)納得すること。 理解すること。II「自身の高尚霊妙なるを~して上々進歩する/福翁百余話(諭吉)」
かいしん【回信】返事の手紙。 返信。IIIかいしん【回心】〔conversion〕あるきっかけで, 従来の生き方を悔い改め, 新しい信仰に目覚めること。 宗教的思想や態度に明確な変化が生じ, 新たな統一的自我が生まれる体験。「一七歳の時に~しキリスト教徒になった」
〔「えしん」と読めば別語〕IVかいしん【回申】目上の人に返事を出すこと。 また, 監督官庁からの下問に対して答申すること。Vかいしん【回診】病院で医師が病室をまわって患者を診察すること。VI「主治医が~する」
かいしん【快心】よい心持ち。 気持ちのよいこと。VIIかいしん【戒心】油断しないこと。 用心を怠らないこと。VIII「~の要」「深く~すべき/肉弾(忠温)」
かいしん【戒慎】戒めつつしむこと。IX「向後に注意せざるべからずと皆互に~せり/経国美談(竜渓)」
かいしん【改心】今までのことを反省し, 心を改め正すこと。X「~を誓う」「非行少年を~させる」
かいしん【改新】古いものを改めて新しくすること。XI「制度を~する」「大化の~」
かいしん【改進】古いものを改めて, 進歩をはかること。 改まり, 開けていくこと。XII「彼の西洋の文明も…日に月に~するものなれば/文明論之概略(諭吉)」
かいしん【海深】海の深さ。XIII「~を測量する」
かいしん【海進】海水面の上昇あるいは陸地の沈降によって海岸線が陸地の方へ移動すること。 海浸。⇔ 海退XIVかいしん【海震】海上で感じる地震。 地震波が海底で鉛直に近い方向へと屈折し, 海水中を縦波として伝わるので, 震央付近を航行中の船舶はきわめて激しい上下動の衝撃を受ける。XVかいしん【開申】(1)申し開きをすること。(2)自分の職権内でしたことを監督官庁に報告すること。XVIかいしん【開進】(1)文化や知識が開け進むこと。「文化の未だ~せざる/明六雑誌 11」
(2)軍隊で, 縦隊を横隊に変えること。「我連隊は…海岸に近き畑の中に~して/肉弾(忠温)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.